占い
今日はあいにくの天気。雨は降るし、数日前とは打って変わって寒くなった。
初夏を思わせる暑さになったり、はたまた肌寒くなったりで最近の天気は本当によくわからない。女性の機嫌のようにコロコロ変わるものである。
今日は仕事休みのため、ゆっくりもしたかったのだが
可愛い妹に頼まれ神奈川の某駅まで1時間かけて電車で出てきた。
妹の調査とやらにお付き合いし、うろうろ某市を歩き回ったりして調査を終えた私たちはお腹が空いたからと、中華街へと足を伸ばした。
めぼしいお店がなかなか見つからず、ぐるぐる中華街を歩いていれば
たくさんの占いの館があるのが目に留まった。
今ならタイムセールス、手相500円!
今ならゆっくり見てもらえるよ!
などなどたくさんのキャッチ?に声をかけられる。
実はこの前日にも占いに行った私たち姉妹。
どうする?やる?とお互いに視線をあわす。
本当に私たち姉妹は占いが大好きだ。
どうしよっか?とか互いに言いながら、心の中ではやるに決まっているのだ。
とんだ茶番である。
一つの占いの館で見てもらうことに決め、キャッチのお兄さんに従い中に入る。
お兄さんは中国の方。でも強引な勧誘でなくとても好感がもてた。
あと笑顔が素敵だった。。
お店の中に入ると、すでに満席。
男性の2人組みや、サラリーマン風の男性1人、あとはおばさま二人組がふた組いた。
聞く意思なくとも自然と相談者の声が耳に届く。
男性二人組の一人は、今の彼女の相談のようだ。
こんな若い男の子も恋愛について占ってもらうのかといい意味で少し驚いた。
サラリーマン風の男性も恋愛のことで相談していたようだが、解決策が見つかったのかスッキリした顔で席をたった。
そのサラリーマン風の男性を占っていた占い師が空いたため、私たちはすぐさまその席に案内された。
まずは私が仕事のこと、そして結婚運について相談したい旨を伝える。
妹は就職の件と、恋愛についてだ。
この歳になると、相談内容もだんだん重いものとなっていく。
そう、私は東京を離れ、地元に戻ろうと考えていたのだ。
続く